Polonaise「ポロネーズ」 ご存じですか?
ミートソースの「ボロネーゼ」? に似てますけど。
イタリア系ではありませんよ。
「ポロネーズ」はポーランド人の意。白系人の肌色の白さをメレンゲで表現したお菓子なのです。
ブリオッシュにラム酒やキルシュをしみ込ませ、フルーツの砂糖漬けを加えたカスタードクリームを挟んで。
メレンゲで覆いスライスアーモンドで飾り、仕上げに焼き色を付けたお菓子です。
イースト生地にお酒をしみ込ませたケーキは「サバラン」「アリババ」では有名ですが、
「ポロネーズ」をご存じのかたは少ないのでは。
それはそのはず。
パティスリーでは不思議となかなか見かけることが出来ないケーキかもしれませんね。
でも、わたしは大好きです。
お酒がしみ込んだしっとりとしたブリオッシュ生地とカスタードクリーム、ドライフルーツの絶妙なハーモニー。
そして、そんな大人味なボディーをメレンゲの甘さが優しく包み込んでくれています。
酸が心地よい白ワインと良く合うケーキだと思いますので、是非皆さまチャレンジを!
さて、なぜ
「ポロネーズ」? ですよね。
実は、先日「グリペールお菓子教室」の藤森先生とたまプラーザのパティスリー「デフェール」でお茶をしまして、「ポロネーズ」似のケーキを食したのです。
それが、上の写真のケーキです。
「ブリオッシュ・オランジュ」
こちらのケーキは、ブリオッシュに爽やかなシロップがたっぷりとしみ込み、オレンジのコンフィ?とカスタードクリームをサンド。
そして、甘さ控えめのメレンゲに可愛らしく包まれた。そんな素敵なケーキでした。
柑橘が大好きなわたしにとっては、定番のポロネーズよりも「美味」に感じてしまいました。
凄腕のシェフがどのような想いでこのケーキをお作りになったのか、とても知りたくなりました。
わたしは、お菓子の中でもフランスの伝統菓子ほど素晴らしい物はないと思っています。
現代、忘れられがちなそんな古き良き時代のお菓子を、これからも作り続け、教え続けて行かれるよう努力していこう!と意気込んでいる今日この頃です。。。。。
「ポロネーズ」いつか授業で取り入れたいですね。